お知らせ
既存コンクリートをCO₂吸収源へ 清水建設・北海道大学「DACコート」初施工のお知らせ
2026.03.09
北海道大学は、清水建設株式会社と共同で、既存コンクリート構造物を大気中CO₂の吸収源へ転換する「DACコート」技術の実証施工を開始しました。
本技術は、アミン化合物を用いてコンクリート表層でのCO₂吸収と炭酸化を促進し、自然炭酸化の2倍以上のCO₂固定効果を確認しています。国内には3億m²を超える既存コンクリート外壁が存在しており、本技術の普及により 100万トン規模のCO₂固定化ポテンシャル が見込まれます。
北海道大学は、本技術の社会実装に向けて、以下の技術基盤の構築を担っています。
• アミン化合物の化学的評価
• 施工方法の標準化
• CO₂固定量の算定手法
• カーボンクレジット化の検討
GXCは、研究成果の社会実装を加速する大学内組織として、産学連携とともに脱炭素社会の実現を推進していきます。
【共同研究者コメント】
2年間にわたる屋外暴露試験体を用いた大気濃度炭酸化検証実験、外部機関による生物や自然への安全性評価試験を無事クリアして、このたび実施工へ進められたことに、身の引き締まる思いです。
清水建設、北海道大学からなるチーム関係者の皆様との協働あってこそ、ここまで来られました。ひきつづき、社会実装をめざしてチーム一丸となってチャレンジしていきたいと思います。
(北海道大学 大学院工学研究院 北垣 亮馬 教授)
関連リンク
・既設コンクリートへのCO₂固定化技術「DACコート」を実建物に初適用 | 清水建設
・北海道大学 大学院工学研究院 北垣 亮馬 教授(研究者紹介)