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中温排熱を高速に蓄熱・放熱できる潜熱蓄熱材(h‑MEPCM)の流動化に成功
2026.02.12
東京農工大学と北海道大学の研究グループは、100〜300℃の中温排熱を高速に蓄熱・放熱できる潜熱蓄熱材(h‑MEPCM)を、流動層で安定的に運転できることを実験的に明らかにしました。
北海道大学が開発した Sn@α‑Al₂O₃ マイクロカプセル(融点239℃) を東京農工大学で流動化し、従来の固定層方式よりも 大幅に高速な熱の出入り が可能であることを確認しました。また、40時間の連続流動における粒子状態や蓄熱性能の変化も詳細に評価しました。
本成果により、これまで十分に活用されてこなかった 100〜300℃の中温排熱の有効利用が進むことが期待されます。
さらに、バイオマス発電・地熱発電・火力発電などと組み合わせることで、排熱や余剰電力を蓄熱し、電力需要の変動を緩和する技術としての応用も見込まれます。
本研究成果は Energy & Fuels(2025年12月4日付) に掲載されました。
論文タイトル:Thermal and Physical Properties of Sn@α-Al2O3 Microencapsulated Phase Change Material (MEPCM) in a Fluidized Bed
DOI:10.1021/acs.energyfuels.5c03913
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